TOP > 茶館 > 飛騨の生活

高山の雪

高山の冬は除雪が大変です。
特に毎朝出勤するサラリーマンにとっては苦痛のタネです。朝早く起きて出勤前に家の前の道路の除雪をしなければなりません。これをしないと近所付き合いにも影響してきます。大雪になれば家の屋根の雪降ろしもしなければならず、ますます大変です。
雪は少ない方がいいと思いますが、スキー場関係者やスキー愛好家にとっては、適量の雪はどうしても欲しい物です。
でも、今年の様な異常気象に出合うと、やはり夏は暑く、雨も雪も普通に降ってくれるのがいいんだなとつくづく思います。(2005.1.1/Z.K.)

△上に戻る

この時期の風物詩「漬物」はいかが?



11月の終わり頃から12月に入る頃、飛騨路は各家で漬物を漬ける姿が見られます。朝夜のぐっと冷え込む季節、体感温度も低く「寒さ」が感じられた時、そんな時が【漬物を漬ける】にも【いい温度だ】とか。恒例【我が家の漬物漬け】の風景です。

<漬物2種類です>
「キムチ漬け」=(荒漬け):白菜+塩漬けしたものを1週間〜10日置く
   水切りした白菜を1日置く
   別桶に 白菜+醤油+キムチの素を入れ1週間置いたら出来上がる。

「大根漬け」=(麹漬け):大根を20cmの長さに切り+縦割りに切る
   桶に並べ+塩+(色漬けに赤カブを2〜3個入れる)を順に
   桶に並べ入れて行く
   ・・・10日〜15日位置くと水が出てくる。
   水が出てきたら別桶に大根を並べ
   麹+大根を順番に漬けていく【この時に出た水は捨てない】
   一番上から、始めに漬けた時の水を「重し」をした上から入れる。
   1ヶ月位置くと「ピンク色の大根漬け」が出来る。
(2004.12/zen3)

△上に戻る

飛騨牛肥育農家=パイロット事業(清見三ッ谷地区初導入農家)を訪ねて

親子2代で現在は250頭の「飛騨牛」を肥育されている2代目御主人と奥さんにお話しを伺いました。
始まりはお父さんが国の補助を受けて「和牛肥育・パイロット事業」を、初めて飛騨(三ッ谷地区)に導入したとの事。 当初は和牛(黒牛)を肥育し始めたがある日、牛舎が火事になり「牛舎を無くす」と言う悲しい事態が起った。その時は周りの人に支えられ再び肥育家に。
当時「ホルスタインの雄」が良いと聞き肥育し出荷、月に20〜30頭は出していた。ところが・・国内「ホルスタイン牛」の肉が値下がりし始め安くなったことと「各県が銘柄牛を育てよう」と言う流れが起こり【岐阜県】でも「銘柄」を挙げたい! との声が出たそうです。
そこで、兵庫県の三方郡から「種牛」を 清見村にある「県肉用牛試験場」に 買い入れ 改良・繁殖させた和牛「安福」が国産牛【飛騨牛】として名前が出され「銘柄・飛騨牛」の誕生となる。これは、第8回全国和牛共進会にて【農林大臣賞】を受ける事となり、飛騨の肥育農家にとっては名誉な事となりました。

★和牛・飛騨牛の肥育(ここが他の牛舎との違い)=<おやじのこだわり>



1、一区切りの間口が広い=6〜7頭が並んで同時に餌が食べられる。
2、餌箱は U の字型で丸く湾曲し、牛が食べやすく、
  食べ残した餌が中に戻る仕組みになっている。
3、餌を食べた後、牛がお尻をかいて、排便が餌箱に入らない仕組みとして
  「一段の落差」を餌箱前に作ってある事。
4、間切りの扉が移動(左右に移動)した時は「伸縮み(3m〜6mの収縮)」する。
  伸縮みする事で間口2間分の掃除がしやすい。



こだわりを持つと言う事は、それだけ「肥育」への情熱と心が入っていると言う事。毎日、精魂込めて「肥育」した牛達の顔って何だか【ご夫婦】に似ているような・・愛情込めて育てられた牛達は生後10ヵ月で肥育農家へ入り、生後28ヵ月で出荷されます。皆さんの家庭でも食する【飛騨牛】心を込めていただきませんか?肥育農家の方達の愛情で大きくなった【飛騨牛】です。

★牛の歯はどうなってるの?
 1、上下に歯がある。
 2、上の歯だけある。
 3、下の歯だけある。
さて、何番だと思いますか?
答えは3番です。「上の歯が無いので、口の中で(の)の字を書くように噛み砕いて食べる」牛の食べる所を見て下さい。 長い間、くちゃくちゃと口が動いていますよ。ちなみに、上は【歯ぐき】だそうです。

★肥育農家の生活を覗いて見よう!
・毎日 朝と晩の2回餌をやる。
・7日〜10日おきに「堆肥出し」=牛の寝床を変える事
 (牛の糞や尿が混じったバークをシャベルで取り出す・新しいバークを入れる )
・毎週木曜日は枝肉の競りがあるため、日曜か月曜に牛を出荷する。
 (奇数の日に生体市があり出荷する)
 (注)生体(せいたい)=生きたままの牛を出荷・枝肉(えだにく)=屠殺後に出荷



・奇数の月に【飛騨高山子牛市が行なわれる】ので、「子牛導入のために」市に行く。
 (この時子牛は生後10ヶ月目)高山市場だけでは子牛が足りないので、
 JA職員に委託して【北海道・九州・沖縄】etc から導入する。
・人間と同じで【餌を食べないわけにいかない】
 急用で御夫婦がそろって居ない時は【同じ肥育農家の人に頼む】との事。

生き物を生産すると言う事は【愛情+忍耐】です。
ご夫婦の愛情に見守られて肥育される【飛騨牛】皆に愛されて行く事でしょう。
(2004.11/zen3)

△上に戻る

飛騨の稲刈り〜脱穀

今年は、天候不順で泣かされた、【飛騨の稲刈り〜脱穀】までの工程です。
親子3代の総出演…頑張りました。

★稲刈り
ニジョウ刈りと言う機械で刈っているところです。今年は天候不順で、田んぼの中は水はけが悪くて歩きづらいのですが、上手く機械を使いながら刈り取り中です。

★“はさ”作り…(稲)架=いなかけ。
刈った稲を干すためにかけておくやぐら。今は鉄製の組み立て式の「はさ」もあるのですが、根気に柱を組み立てて作ります。

★“はさ”に干す
刈り取った稲を、束ごとにはさにかけて干します。刈り取った稲は、列ごとに並んでいるので順に「はさ」のところに集めます。

★脱穀
連日天候不順で、稲刈り+はさ干し+脱穀まで一ヶ月以上の日時がかかりました。そして、まだ刈られて居ない田んぼは稲が倒れたり干したまま脱穀出来無い稲は芽が出そうで農家の人泣かせの天候でした。

★脱穀あとは、稲のわらを集めて積み上げます。
理由は、わらを【有る場所へ】持って行く為です。

★脱穀後に残ったわらの行方? …それは、近くの牛舎へ引き取られます。なぜなら【飛騨牛】の飼料になるのです。次回は、飛騨牛の様子をお伝えします。(^0^)
(2004.10/zen3)

△上に戻る

飛騨の運動会



飛騨の9月は忙しい!まず、郡部は村祭りが始まり各部落を巡り・・間に「運動会」が入ります。
市内の小・中学校は「運動会」が順に巡り兄弟姉妹が重ならないように、少しずつ曜日をずらします。 少子化と叫ばれながら、「運動会」は皆がヒーローなのです。 今年は、【台風の当り年】で嬉しくない「運動会順延」の学校もありましたが、それぞれ力を出し 日焼けした顔が誇らしく、たくましく!エネルギー爆発!でした。
郡部の学校で見かけた=大人の綱引き・下駄履きムカデ競争・騎馬戦 今は行われない所もあり 珍しい光景でした。それと、ここは「山国の飛騨」なのに何故か「ソーラン節」(海辺の踊り)を全校生徒が踊る !・・・やはり珍しいのでは?
(2004.9/zen3媽媽)

△上に戻る






Copyright (C) moonlight All rights reserved.