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いちい(一位)


この時期、家の庭先や生垣でよく見かけます。
「高山市の木」として、又「一位一刀彫」の
原材料としても、知られています。
小さな赤い実は、口に入れると
やさしい甘さが広がり、
子供の頃、体験された方も多いのでは?
(2005.10.28/天竺葵媽媽)





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林檎

白雪姫やウィリアムテルの物語でなどから世界中に親しまれている林檎。
最近は形・色・味・香も種類が多く。毎日欠かせない果物である。中国語の辞書を見ると苹果(ピンゴウ)とあり林檎の方には(リンチン)ワリンゴとある。二つの言葉が混じって日本語のりんごとなったのだろうか。日本の林檎栽培の南限は久々野町だと聞いていたが、トルコの地中海沿岸の暖かいところで林檎の木を見た。8000年前の新石器時代の遺跡から炭化したりんごが発掘されたという。
子どもの頃は、病気になると食べさせてもらえた林檎を今は、健康を保つために食べている。
収穫が待ち遠しい。(2005.8/銀笛)

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蝋梅

20〜30年前、50センチ程の幼木を買って植えたのが、見上げるような木に成長して毎年咲くようになった。
何せ、日当たりの悪い猫の額のようなところなので、びっしり蕾を付けたのを楽しみにしていると、2月の凍みで蕾がやられてしまい数えるほどしか咲かない。それが、地球温暖化の影響か最近はそれほど強い凍みがなくて沢山咲くようになった。
中国から朝鮮半島を経由して1600年代に渡来したという。道理で古歌に詠まれていないはずだ。かおりはさっぱりとしている。花の近くより少し離れたところの香りが良いと思う。バラ科。うつむきかげんの姿がまた良い。(2005.3/銀笛)

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福だるま市

山桜神社前の本町2丁目商店街で、新春恒例の「馬頭様の福だるま市」があり、市民や観光客らでにぎわいました。新年の縁起物として毎年この時期に開かれます。
だるまは群馬県高崎市で作られており、10センチほどの小さいものは受験の合格祈願や観光土産に人気で、70センチもある大きなものは選挙のときによく売れるそうです。購入しただるまは山桜神社で祈願目入れをしてもらい、商売繁盛や合格祈願、家内安全などのお札が貼ってもらえます。
3時ころに通りかかると、山のように積まれていただるまも残り少なくなっていました〈左写真〉。 また、祈願成就のだるまは供養してもらえます〈右写真〉。
(2005.2.11/月光)

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注連飾る

冬至が過ぎると、畳の一目づつ日が伸びるというけれど、
段取りよく年用意ができて新年を迎えると、十目くらい
一度に日が伸びた感じがする。といってもなかなか思う
ようには行かなくて、年末に風邪をひいたりetc…。
丹生川村小木曾の旧家の松飾り。
年神様がにこにこ顔でいらっしゃりそうな。
  数へ日のまづ末の子がも戻りたる  浩子
      (数へ日…年末のあと数日のこと)
                (2005.1.1/銀笛)

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ヤマシャクヤク



これは、何でしょう。
目のさめるような朱色のクッションに黒い光る種。
ヤマシャクヤクの実です。
4・5年前、丹生川村の山中で、友人に株をいただきました。
庭の半日陰に植えて以来、毎年、花と実を楽しんでいます。
花はやわらかな白色で、優しい少女のような感じです。
日本全土にあるそうですが、
山奥のあまり人目にふれないところが好きなようです。
来年は花の写真を、お目にかけましょう。
(2004.11/銀笛)

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メタセコイア

高山の県立農林高校のメタセコイアの並木は昭和48(1973)年に校舎を移転新築した時に植えられた。寒さに強く、成長が早いことから選ばれたらしい。植えてから30年ほどでりっぱな並木になっている。
日本では第3紀(6,500年前)の地層から化石が見つかっていたが、1945年に中国の四川省の奥地で成木が発見された。「生きている化石」として1949年にアメリカを経て日本へ伝えられた。
新緑もいいが、赤銅色に紅葉した夕日の道を歩くのも素敵。 営々と子孫を残し行き続けてきた強さを願ってだろうか、校庭に植えられていることが多い。(2004.10/銀笛)

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